9/18(日) 野営二日目
今回、私たちが野営した場所は一般のキャンプ場でした。借りれたサイトが細かく分かれていて、道もわかりづらかったので先発隊が前日に地図を作成しました。(「イ」がイーグル、「ド」がドラゴン、「タ」がタイガー、「ハ」がハヤブサ、「L」がリーダーのサイトで、日の丸の絵を描いたサイトを集会場としました)
キャンプ場のパンフレットです。Bサイトの上の方が私たちのサイトでした。
0600 配給 ⇒ 炊事・朝食
基本的に、スカウト達は配給前にはカマドに火が付いていなければ時間的に厳しいのです。
この日の朝食はソーセージ・レタスサンドでした。
(0700) 点検
本来0700から朝の点検の時間でしたが、炊事や後片付けがなかなか進んでいない班が見受けられましたので、この日は準備が出来た班からどんどん点検を行うことにし、遅い班は自分達が準備出来るまでどれぐらいかかるのか認識させることにしました。
ドラゴン班
タイガー班
今回は一般のキャンプ場ということで拾える枝も少ないことから、野営工作はやらなくてもいいよとスカウト達に言っていたのですが、なぜかこの班からは野営工作に取り組むスカウト達が現れ驚かせられました。
「物干し」
「食器乾燥棚」
「靴置場」
ハヤブサ班
イーグル班
0810 おきてランニング2.0
0820 朝礼
講評。一日目の集合から朝の点検までの優秀班としてドラゴン班を表彰しました。弥栄!
0830 スカウツオウン
今回は、「しあわせ」というお話を題材に、「幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福を分け与えることにある」という創始者ベーデン・パウエル卿の言葉について隊長に話していただきました。
イカダ用の麻縄を担ぐT副長
0900 冒険ハイク
各班は指令書と地図をもとに、追跡サインも頼りに、まずは今回の野営地から最初の目標地点(近くにある日本連盟の山中野営場)まで歩き、そこでイカダ用の資材を積んで再び山中湖まで歩き、イカダを組んで湖を縦断する予定でした。しかし、悪化の一途をたどっていた天気はついに雷注意報が出るに至り、リーダー達は朝の段階でイカダプログラムの「変更=一艇だけ製作して浮かべて一瞬乗って終わり」を決定していました。そのため、私達まずは山中野営場に向かいました。
追跡サイン例
1000 山中野営場
先発隊のリーダー達はハイク準備班と資材準備班に分かれました。資材班はイカダ一艇用の資材をトラックに積み込み始めたところに雨が激しくなってきたため、イカダプログラムの中止を確信しました。
全班到着後、隊長から各班へプログラムの中止が告げられました。ごねるスカウトが一人もいなかったのは、さすがスカウトだと思いましたし、私達からそういうことを考える余裕を奪うような大雨でもありました。
しかし、そんな苦難の時こそ光を見つけるのが私達スカウトです。せっかくなのでということで、来年閉鎖になってしまうこの日本連盟の聖地のお土産を買う時間をスカウトに与えました。(ここでしか売っていないレアアイテムです!) 当団ボーイ隊のスカウト達は、これで那須・山中・高萩という日本連盟の三つの野営場を全て体験したことになりました(山中では野営していませんが。本当は名所を巡る場内ハイクをさせてあげたかったのですが、指導者研修期間中だったのでできませんでした)。
本来であれば、この写真のような絵が見れたのですが、、、残念!(日本連盟「富士特別野営2014」より)
そしてスカウト達は再び野営地に戻りました。
こうやって見てみると、ウォーターアドベンチャーを前提にしてしまっており、ハイキングとしての雨対策が出来ていない甘いスカウトが多いのに気が付きます。良い教訓になりました。
野営地に戻った後は、「停滞」としてスカウト達にはひとまず別命あるまでゆっくり休ませることにしました。
「停滞」とは、特に登山の世界で使われる用語ですが、実はそれはそれで楽しかったりします。雨がぽたぽたとテントに落ちる音を聞きながら、温かい寝袋の中でぬくぬくと過ごす時間はなかなかオツなものです。
スカウト達には14時くらいまで休ませました。その間、リーダーは各班のテントを回り、側溝を掘ったりペグの打ち方を直したりして雨対策を万全にしました。起きてきたスカウト達はリーダーにならい、サイト整備を始めてくれました。
前夜に立ちかまどの底が抜けてしまったイーグル班も、ドラゴン班の先輩に助けてもらい、自分達でかまどを復活させていました。
「副長!ココア飲みますか?」と言われたので答えると、以下(↓)の作業が始まりました(・_・;)
1600 配給 ⇒炊事・夕食
1830 班長会議
この日は進級に関連して班長会議の承認を得たいスカウトが数名いたため、その決議を行う『名誉会議』を先に行いました。その後の班長会議では、どうスカウトに指示すればよいかマネージメントに悩む班長の悩みを中心に話し合いを行いました。
1900 班会議
1930 夜間プログラム (ボンファイヤー)
今回の営火は隊長の進行で、「19団で使われなくなったスタンツ集」というスタンツメドレーが行われ、とても盛り上がりました。締めには夏期野営の大営火で聞けなかった隊長のヤーン(夜話)が聞けました。
2030 スカウト消灯
この日は、イカダプログラム中止という精神的に残念なこともさることながら、雨による体力面の消耗があったため、スカウト達を予定よりも一時間早く休ませることにしました。
つづく
ボーイ隊